はじめは、Webデザイナーからスタート。

インターネットが普及し始めた頃、Webデザイナーとしてキャリアをスタートしました。まだテキストエディターで手打ちする時代、名のある企業のホームページ制作を担当しながら、Webと印刷の境界が曖昧な中で画像処理のスキルも求められました。特に印象深いのは、大規模イベントでの日刊広報紙の画像編集を担当したこと。現場で執筆者の先生、カメラマンの方と会話しながら毎日の締め切りまでに仕上げていったのが今の仕事にも活きています。


ハードウェアのメンテナンス会社にて、機器設置、外回り。その後システム開発を担当することに

次に、ハードウェアのメンテナンス会社へ転職。現場での機器設置や交換、外回りの仕事に従事しました。お客様先での作業が基本で、時には想定外のトラブルにもその場で対応する必要がありました。特に、突然の故障や誤作動に対して即座に判断し、解決策を提示する経験を積んだことは、今のシステム開発にも役立っています。

サービスの範囲外でしたが、埃まみれの機器をできるだけ綺麗に掃除していたことを今でもよく覚えています。

その後、グループ会社へ出向し、システム開発の仕事に携わることになりました。主に他のグループ会社からのシステム開発の要望をヒアリングし、それを設計に落とし込む役割を担っていました。

開発はメンバーが担当し、私は要件整理や設計、進行管理、最終的な納品までを担当。対話がうまくいかないシステムは破綻すること、業務システムとはどんなものか学んだ時期でした。


ローコード開発の世界へ!

現在の活動の原点はここにあります。
まだ「ローコード開発」という言葉が一般的でなかった頃、当時の上司に「面白いものがあるから、一寸やってこい!」と言われたのが始まりでした。開発経験がない中、必死に学びながら、多くの大企業の案件に携わることに。

今振り返ると、失敗のほうがはるかに多かったですが、そのたびに試行錯誤を重ね、成長する機会を得ました。そして何より、粘り強く支えてくださった皆様には感謝しかありません。